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妊娠3週目から4か月ごろまでは赤ちゃんの器官が形成される大切な時期。

成長を阻害するようなことは、控えるようにしましょう。

そうは言っても、妊娠超初期はまだ妊娠に気づかない人も多い時期。

赤ちゃんにどんな影響がでるのか知ることは、赤ちゃんを守る上でとても大事なことです。

ぜひ、参考にしてみてください。

赤ちゃんにとって大事な時期【器官形成期】

妊娠4週~7週は、器官形成期といって赤ちゃんにとって重要な器官ができる時期です。

妊娠超初期、妊娠初期に起こる週数別の表

 

妊娠初期(15週ごろ)に完成する胎盤について

胎盤は母親とお腹の赤ちゃんをつなぐ器官です。赤ちゃんが子宮のなかで安全に過ごせるようになっている胎盤ですが、最近の研究で、胎盤は万能ではなく、母親が吸う空気や食べるものは、お腹の赤ちゃんにも届いていることがわかったようです。たばこの煙や汚染された空気を吸ったり、添加物の多い食品も少なからず赤ちゃんに運ばれているという意識を持つようにしましょう。

参考:新編 シアーズ博士夫妻のマタニティブック (.)  

食生活

妊娠初期の母親の食生活でたんぱく質よりも炭水化物が多いと、胎盤の成長も出生体重も伸び悩むという研究結果があります。たんぱく質が多い食生活を心がけることで、胎盤重量が増えるそうです。

参考:新編 シアーズ博士夫妻のマタニティブック (.)  

アルコール

ママがお酒を飲むと、たとえ少量でも血中のアルコールが胎盤を通過して、赤ちゃんに送られてしまいます。そのため妊婦さんが毎日大量にアルコールを飲んでいると、脳の異常、形態異常などの胎児性アルコール依存症の赤ちゃんが生まれることがあります。たまにワインやビールをコップ1杯程度飲んでしまっても胎児性アルコール症候群にはなりませんが、赤ちゃんに届いていることを忘れないでください。

参考:はじめてでも安心!妊娠・出産BOOK 監修浦野晴美 土屋眞弓 遠藤大一

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たばこ

妊娠中にタバコを吸っていると、吸わない人よりも低出生体重児が産まれる確率が高くなり、流産や早産、妊娠高血圧症候群などのトラブルが多くなります。そして、一日に吸う本数が多くなればなるほど、その確率が高まります。タバコに含まれているニコチンや一酸化炭素には、血管を収縮させたり、血液中の酸素濃度を低下させる作用があるため、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が送れなくなってしまいます。ママがタバコを吸わなくても、パパや周りの人が吸っていると、同じような影響を受けてしまいます。これを機に「禁煙」にチャレンジしてみるのもおススメです。もし、できなさそうなら、家で吸わないようにしてもらいましょう。

参考:はじめてでも安心!妊娠・出産BOOK 監修浦野晴美 土屋眞弓 遠藤大一

カフェイン

一日に摂取してもいいカフェイン量は国によって異なりますが、200mg~300mgを限度としているところが多いです。コーヒー、紅茶などに含まれているカフェインは、大量に飲むと胎児に悪い影響を与えると言われています。しかし、1日1杯~2杯程度飲む分には問題ありません。コーヒーを抽出しすぎない、紅茶葉を浸しすぎないようにしましょう。ティーバックを浸す時間が1分の場合は、カフェインを5分浸した場合の約半分になるそうです。また、緑茶やココア、チョコレート、炭酸飲料などにもカフェインが入っています。チョコレートは色が濃いほどカフェインが多く含まれているそうです。コーヒー1杯に含まれているカフェインの量は100mgほどです。玉露のお茶は意外とカフェイン量が多く1杯150mgほどです。

参考:はじめてでも安心!妊娠・出産BOOK 監修浦野晴美 土屋眞弓 遠藤大一

参考:新編 シアーズ博士夫妻のマタニティブック (.)

市販の鎮痛剤は妊娠超初期であれば奇形という意味では問題ないようです。ただし、妊娠2か月は赤ちゃんの大事な器官を作るので薬には注意が必要です。妊娠4~15週は、特に薬の服用に気をつけなければならない期間。特に4~7週までの3週間は赤ちゃんの中枢神経や体の重要な器官が形作られる大切な時期なので、薬の影響も受けやすいので注意が必要です。催奇形性(奇形を起こす可能性のある薬)のある成分の入った薬を飲んだ場合は、赤ちゃんに影響があります。妊娠中に薬を飲む時は、必ずお医者さんに妊娠を告げて処方してもらうことが大事です。薬で一番多い心配は、妊娠初期に妊娠と気づかないまま薬を飲んでしまったこと。持病がある場合や、市販薬を飲んでしまったら、主治医に相談を。貧血やおなかの張り止めの薬など、妊娠中に産婦人科で処方される薬は、どれも赤ちゃんに影響がないことが確認されています。

参考:ウィミンズクリニック札幌

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スポーツ

妊娠初期は、流産しやすい時期であることにはかわりありません。もし、流産した場合は、この行動をしなければ…と自分を責めて苦しんでしまう方も多いよう。なので、もし運動するなら12週以降がおすすめです。妊娠初期は心拍数が20%も増え、体は常に軽いエアロビクスをしているような状態になります。

誰もがしていいわけではない

日本臨床スポーツ医学会では、妊婦スポーツの安全基準を以下のように定めています。

  • 現在の妊娠が正常で、かつ既往の妊娠に早産や反復する流産がないこと
  • 単胎妊娠で、胎児の発育に異常がないこと
  • 妊娠がわかってからスポーツを始める場合は、原則として妊娠12週以降で妊娠経過に異常がないこと
  • スポーツの終了時期は、十分なメディカルチェックのもとで特別な異常が認められない場合には、特に制限しない

また、心疾患などの持病を持っている方は、妊娠中にスポーツはできません。気になることがあれば、主治医に聞いてみましょう。

感染症

妊娠中に妊婦が感染すると流産の危険や赤ちゃんに影響のある感染症があります。

風疹

風疹とは、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とするウイルス性発疹症です。主に春に流行。風疹に抗体のない妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、出生児が先天性風疹症候群を発症する可能性があります。
感染から14~21日(平均16~18 日)の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節腫脹(ことに耳介後部、後頭部、頚部)が出てきます。発熱は風疹患者の約半数にみられる程度で、また無症状の感染が15(~30)%程度存在します。

妊娠初期に妊婦が風疹に感染すると胎児に感染して、赤ちゃんに先天性風疹症候群と総称される障害を引き起こすことがあります。先天性風疹症候群の症状は、主に先天性心疾患、難聴、白内障などがあります。先天異常以外に新生児期に出現する症状としては、低出生体重、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、黄疸、間質性肺炎、髄膜脳炎などがあります。

妊娠月別の先天性風疹症候群の発生頻度は、妊娠1か月で50%以上、2か月で35%、3か月で18%、妊娠4か月で8%程度。風疹に対する免疫があるかどうかは妊婦健診で受ける血液検査でわかります。抗体が16~128倍なら正常の範囲です。しかし、妊婦健診で風疹の抗体がなかった場合でも、妊娠中はワクチン接種はできません。さらに、抗体のない妊婦が風疹に感染してしまっても、治療法はなく、症状を和らげる対症療法のみです。

もし、妊娠中に抗体がなかった場合は、風疹ウイルスに感染しないようにすることが大切です。人混みを避ける、旦那さんに抗体がない場合は、予防接種を受けてもらうなどが有効です。

たとえワ クチン接種後妊娠が判明したとしても、障害児の出生は1例も報告されていないので、妊娠を中断する理由にはならないとのことです。

参考:国立感染症研究所ホームページ

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麻疹(はしか)

はしか(麻疹)は麻疹ウイルス(measles virus)感染による感染症です。通常春から夏にかけて流行します。感染後に潜伏期10~12日を経て発症します。38 ℃前後の発熱症状、風邪のような咳、鼻水症状、発疹がでます。
口の中にコプリック斑という発疹ができるのも特徴の1つ。麻疹の感染力は非常に強く、抗体がない人が暴露を受けると90%以上が感染します。空気感染(飛沫核感染)の他に、飛沫感染、接触感染など様々な感染経路があります。特に治療法はなく、対処療法が中心となります。

妊婦が麻疹に感染すると、先天奇形はありませんが、30%くらいの割合で流産・早産を引き起こします。また、妊娠中に麻疹の抗体がなくても、妊娠中にワクチン接種を受けることはできません。

風疹同様、もし、妊娠中に抗体がなかった場合は、麻疹ウイルスに感染しないようにすることが大切です。人混みを避ける、旦那さんや家族に抗体がない場合は、予防接種を受けてもらうなどが有効です。

参考:国立感染症研究所ホームページ

トキソプラズマ

ネコのふんなどから感染する寄生虫の一種。妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響することがあります。症状は、感染していても無症状が多いです。その他、リンパ節腫脹が約7%、全身倦怠感、発熱、頭痛などがあります。
感染率は妊娠週数により変わってきます。妊娠初期は感染率は低いですが、いったん感染すると重症化しやすいです。逆に、妊娠後期は感染率は高いですが、妊娠初期ほど重症化はしないようです。胎児が感染した場合の症状としては、死産、流産、水頭症、視力障害、精神運動機能障害などがよく知られています。例え出生時に無症状でも、その後成人となるまでの間に症状を呈する可能性があります。

<感染源>

①トキソプラズマに感染した肉を生で、または十分加熱しないで食べること(馬刺し、生ハム、生乳、豚肉など)
②土いじりやガーデニング(ネコのふんから出て来たトキソプラズマのタマゴが含まれている可能性があるため)
③ネコのふんに直接触れる(飼い猫の場合は、トイレ掃除はなるべく避けましょう。難しい場合は、マスクや手袋を着用後、しっかり手を洗う)
ネコ科動物以外のペットからは感染しないようです。最近の事情では、ネコとの接触よりも食べ物からの感染が問題となるようです。肉は、66℃以上に加熱して食べるか、-12℃以下、24時間冷凍して食べるようにしましょう。
また、野菜や果物はよく洗って食べるようにしましょう。

もし抗体検査を希望するなら多くの医療機関で受けることができます。主治医の先生に相談しましょう。妊娠前に感染した場合は、問題ありません。

参考:国立感染症研究所ホームページ

参考:佐野産婦人科医院

クラミジア

クラミジア・トラコマティスという細菌で、日本で最も多い性感染症です。近年、女性感染者が増加傾向にあります。妊婦検診において正常妊婦の3~5%にみられます。感染すると子宮頸管炎を発症し、子宮外妊娠や不妊、流産や早産の原因になることもあります。症状は、おりものの変化、不正出血などありますが、女性の感染の半数以上が自覚症状が乏しいです。そのため注意が必要です。産道感染すると、赤ちゃんが肺炎や結膜炎を起こす可能性があります。

参考:佐野産婦人科医院

HIV感染症/エイズ

ヒト免疫不全ウイルス感染によって生じます。血液や精液、膣分泌液の中にいるHIVウイルスに感染。感染経路は、セックスによる感染、血液感染、出産時の産道感染や母子感染によるものです。

参考:国立感染症研究所ホームページ

レントゲン

妊婦さんが大量に放射能を浴びると、赤ちゃんに影響があります。しかし、妊娠に気づく前などに普通の診療で、おなかや胸のレントゲン検査をしたくらいでは、胎児に影響はありません。歯科医院で使うレントゲンは放射線量が少ないので、心配しなくていいようです。ただし、妊娠中のレントゲン検査はどうしても必要なとき以外は避けるのが原則です。

参考:はじめてでも安心!妊娠・出産BOOK 監修浦野晴美 土屋眞弓 遠藤大一

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